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道路舗装の種類と特徴|住宅街・幹線道路・高速道路の使い分け

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道路舗装は、私たちの日常生活を支える重要な社会インフラです。車両の安全な走行を可能にし、歩行者の快適性を確保する役割を担っています。舗装の種類は使用場所や目的によって適切に選択される必要があり、それぞれ異なる特性を持っています。
 

 
株式会社泰新工業は、岐阜県加茂郡を拠点として岐阜市、関市など美濃地方で舗装工事を手がける専門業者です。公共工事から民間工事まで幅広い現場での豊富な経験を基に、各地域の特性や用途に最適な舗装種類の選定と施工を行っております。本記事では、道路舗装の種類と特徴について、実務的な観点から詳しく解説いたします。
 

道路舗装の基本分類と特性

道路舗装は、国土交通省の技術基準により大きく「アスファルト舗装」と「コンクリート舗装」の2種類に分類されます。それぞれの舗装には独自の特性があり、設置環境や使用目的に応じて適切に選択される必要があります。現在の日本の道路においては、約95%がアスファルト舗装で構成されており、残り5%がコンクリート舗装となっています。
 

アスファルト舗装の種類

アスファルト舗装は、アスファルトバインダーと骨材を混合したアスファルト混合物を表層材として使用する舗装です。施工性の良さと初期コストの安さから、最も一般的に採用されている舗装形式です。

舗装種類
主な特徴
適用場所
密粒度アスファルト舗装
高い耐久性、平坦性に優れる
幹線道路、高速道路
排水性舗装
雨水浸透、騒音低減効果
高速道路、主要幹線道路
透水性舗装
雨水地下浸透、環境負荷軽減
歩道、駐車場
保水性舗装
路面温度上昇抑制
市街地道路、歩道

参照:国土交通省 道の相談室
 

コンクリート舗装の特徴

コンクリート舗装は、セメントコンクリートを表層材として使用する舗装です。アスファルト舗装と比較して初期コストは高くなりますが、長期的な耐久性と維持管理費の削減効果が期待できます。特に重交通路線や長期間の使用を前提とした道路に適しています。

コンクリート舗装のメリット
・耐用年数が長い(約30~40年)
・重荷重に対する耐久性が高い
・夏期の路面温度上昇が少ない
・燃料費削減効果(転がり抵抗が小さい)
・長期的な維持管理費が安い

 

 

用途別舗装の適用と選定基準

道路の用途や交通条件により、最適な舗装種類は異なります。適切な舗装選定には、交通量、荷重条件、環境条件、維持管理計画などを総合的に考慮する必要があります。岐阜県のような内陸部では、気温差が大きく、凍結融解の影響も考慮した舗装選定が重要となります。
 

住宅街での舗装選択

住宅街の道路では、住民の生活環境を重視した舗装選定が求められます。騒音対策、安全性、景観性を考慮し、適切な舗装材料を選択する必要があります。

低騒音舗装

適用箇所:住宅地内道路、学校周辺

特徴:タイヤ騒音を5~10dB低減

効果:住環境の向上、夜間騒音軽減

透水性舗装

適用箇所:歩道、駐車場、軽交通道路

特徴:雨水地下浸透、水たまり防止

効果:都市型洪水対策、環境負荷軽減

カラー舗装

適用箇所:交差点、横断歩道周辺

特徴:視認性向上、景観性配慮

効果:交通安全対策、地域の特色演出

参照:日本道路協会 出版図書
 

幹線道路の舗装要件

幹線道路では、大型車両の通行や高い交通量に対応できる高耐久性舗装が必要です。岐阜市や関市などの主要幹線道路では、交通渋滞の影響を最小限に抑えつつ、長期間の供用に耐える舗装構造が求められます。

交通量区分
推奨舗装
設計期間
大型車1日1,000台以上
高機能舗装、SMA舗装
20年
大型車1日250~1,000台
密粒度アスファルト舗装
10年
大型車1日250台未満
表層材選択舗装
10年

参照:国土交通省 道路技術基準の体系
 

高速道路の高性能舗装

高速道路では、高速走行時の安全性と快適性を確保するため、高機能な舗装が採用されています。東海北陸自動車道や中央自動車道など、岐阜県を通過する高速道路においても、これらの高性能舗装が施工されています。
排水性舗装は、高速道路で最も多く採用される舗装形式です。表層に空隙率20%程度の多孔質アスファルト混合物を使用し、雨水を路面下に浸透させることで、雨天時の走行安全性を大幅に向上させています。また、タイヤと路面の接触音を低減する効果もあり、沿線住民への騒音対策としても有効です。
 

地域特性を考慮した舗装選定

岐阜県の地理的特性を踏まえた舗装選定では、内陸性気候による気温差の大きさ、山間部での凍結融解、平野部での夏期高温などの環境条件を考慮する必要があります。美濃地方では、濃尾平野の軟弱地盤対策も重要な検討事項となります。
 
岐阜県加茂郡周辺では、年間の気温差が大きく、冬期には氷点下まで気温が下がることがあります。このような環境条件下では、凍結融解に対する抵抗性を持つ舗装材料の選定が重要です。改質アスファルトを使用した舗装や、適切な添加剤を配合したアスファルト混合物により、低温時のひび割れを防止し、長期的な耐久性を確保できます。
 
また、岐阜市や関市などの市街地では、ヒートアイランド現象の緩和も重要な課題です。保水性舗装や遮熱性舗装の採用により、夏期の路面温度上昇を抑制し、都市環境の改善に貢献できます。これらの環境配慮型舗装は、初期コストは通常舗装より高くなりますが、環境負荷軽減効果と長期的な維持管理コスト削減効果を考慮すると、総合的にメリットがある選択肢となります。
 
山間部の道路では、急勾配や急カーブが多いため、すべり抵抗性の高い舗装が必要です。粗面仕上げや特殊な骨材を使用したアスファルト混合物により、雨天時や降雪時の走行安全性を確保できます。
 
道路舗装の種類選定では、使用目的、交通条件、環境条件、経済性を総合的に検討することが重要です。住宅街では住環境への配慮を、幹線道路では耐久性と経済性を、高速道路では高機能性を重視した選択が必要となります。岐阜県の地域特性を踏まえた適切な舗装選定により、安全で快適な道路環境の実現が可能となります。株式会社泰新工業では、これらの専門知識と豊富な施工経験を基に、お客様のご要望に最適な舗装工事をご提案いたします。
 

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株式会社泰新工業
〒505-0307 岐阜県加茂郡八百津町野上字高橋884-1
TEL/FAX:0574-66-3339
※営業・セールス目的の問い合わせはご遠慮願います。

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