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舗装工事の専門用語集|現場でよく使われる業界用語を解説

株式会社泰新工業は岐阜県加茂郡を拠点に、岐阜市や関市など美濃地方で舗装工事を専門に手がける地域密着型企業です。公共道路から民間駐車場まで幅広い舗装工事を行っており、これまで培ってきた豊富な経験と技術力で地域のインフラ整備に貢献しています。

舗装工事の現場では、専門的な用語が日常的に使われており、初めて舗装工事に関わる方や、工事を依頼される方にとって理解が困難な場合があります。適切な工事を進めるためには、これらの専門用語を正しく理解することが重要です。本記事では、舗装工事の現場で頻繁に使用される専門用語を分かりやすく解説いたします。
 

 

舗装工事の基本用語

舗装工事を理解するためには、まず基本的な用語を押さえることが重要です。舗装は単純に道路表面にアスファルトを敷くだけではなく、複数の層で構成された複雑な構造体です。これらの基本用語を理解することで、工事の内容や品質について適切に判断できるようになります。
 

舗装構造に関する用語

舗装は表面から順に「表層」「基層」「上層路盤」「下層路盤」「路床」の5つの層で構成されています。各層にはそれぞれ重要な役割があり、適切な施工が道路の耐久性を左右します。
 

表層(ひょうそう)

役割:最上部に位置し、車両や歩行者が直接接触する層

特徴:交通荷重を分散し、防水性や耐摩耗性を提供

材料:主にアスファルト混合物で構成

基層(きそう)

役割:表層の下に位置し、荷重を路盤に伝達

特徴:表層を支える重要な構造層

材料:粗粒度アスファルト混合物が一般的

路盤(ろばん)

役割:上部構造を支持し、荷重を路床に分散

種類:上層路盤と下層路盤に分かれる

材料:砕石や安定処理材を使用

路床(ろしょう)

役割:道路全体の基礎となる最下層

重要性:道路の支持力を決定する重要な層

施工:地盤改良や置き換えを行う場合もある

参照:国土交通省道路局「道の相談室」
 

施工材料の専門用語

舗装工事では様々な材料が使用され、それぞれに専門的な名称があります。岐阜県のような山間部を含む地域では、気候条件に適した材料選択が特に重要になります。
 

重要ポイント
アスファルト混合物は温度管理が極めて重要で、岐阜県の冬季施工では特に注意が必要です。敷き均し時は140~160℃、初期転圧時は135~155℃を維持する必要があります。

 

▼主要な材料用語

・アスファルト混合物(合材)
アスファルトと骨材を加熱混合した舗装材料
 
・骨材
砂利や砂など、アスファルトと混合する材料の総称
 
・粗骨材
粒径が大きい骨材(主に砕石)
 
・細骨材
粒径が小さい骨材(主に砂)
 
・フィラー
アスファルト混合物の空隙を埋める微粒子材料
 
・プライムコート
下層と上層の接着を良くするための薄いアスファルト層
 
・タックコート
既設舗装面に新しい舗装を接着させるための材料

 

 

施工工程の専門用語

舗装工事の施工には決められた手順があり、各工程で使用される専門用語を理解することで、工事の進行状況や品質を適切に把握できます。特に岐阜県のような気候変動の大きい地域では、季節に応じた施工管理が重要になります。
舗装工事は計画的な工程管理のもとで実施されます。各工程には専門的な作業内容があり、適切な順序で実施することが高品質な舗装の完成につながります。
 

▼主要な施工工程用語

・路床工
道路の基礎となる路床を造成する工程
 
・路盤工
路床の上に路盤材料を敷設・締固める工程
 
・プライム処理
路盤表面にアスファルト系材料を散布する処理
 
・敷き均し
アスファルト混合物を均一に敷く作業
 
・締固め(転圧)
ローラーでアスファルト混合物を圧縮する作業
 
・継目処理
舗装の接続部分を適切に処理する作業
 
・養生
施工後の舗装を適切な状態で保護する期間

 

品質管理の用語

舗装工事の品質は数値で管理され、各項目に専門的な用語があります。これらの用語を理解することで、工事の品質レベルを客観的に判断できます。
 

締固め度

定義:舗装材料がどの程度密に詰まっているかを示す指標

基準値:一般的に95%以上が求められる

測定方法:コア抜き試験で確認

平坦性

定義:舗装表面の滑らかさを示す指標

測定単位:IRI(国際ラフネス指数)で表示

重要性:走行快適性に直接影響

厚さ管理

目的:設計通りの舗装厚を確保

測定方法:コア抜きやレーダー探査

許容範囲:設計厚の±10%以内が一般的

温度管理

重要性:施工品質を左右する最重要項目

管理項目:敷き均し温度、転圧温度を厳格管理

測定器具:赤外線温度計を使用

参照:NEXCO東日本「舗装・車線の技術用語集」
 

維持管理の専門用語

舗装は施工後も継続的な維持管理が必要です。適切な時期に適切な補修を行うことで、舗装の寿命を延ばし、ライフサイクルコストを削減できます。岐阜県のような四季の変化が激しい地域では、季節ごとの点検と維持管理が特に重要になります。
 

損傷診断と補修用語

舗装の損傷には様々な種類があり、それぞれに適した補修方法があります。早期発見・早期対応により、大規模な補修を回避できます。
 

地域特性
岐阜県では積雪や凍結の影響により、凍害による舗装損傷が発生しやすい特徴があります。春先の点検で早期発見し、適切な補修を行うことが重要です。

 

▼主要な損傷・補修用語

・ひび割れ
舗装表面に生じる亀裂(線状、網状、ブロック状に分類)
 
・ポットホール
舗装表面にできた穴状の損傷
 
・わだち掘れ
車輪の通行により形成された縦方向の凹み
 
・平坦性不良
舗装表面の凹凸による走行性の悪化
 
・剥離
表層と基層の接着不良による剥がれ
 
・オーバーレイ
既設舗装の上に新しい舗装を重ねる補修方法
 
・打換え
既設舗装を除去して新設する大規模補修
 
・切削オーバーレイ
表層を切削除去後、新しい表層を施工
 
・シール工法
ひび割れにアスファルト系材料を充填する補修

 

▼予防保全の重要用語

・点検
舗装状態を定期的に調査する活動
 
・診断
点検結果に基づき舗装の健全性を評価
 
・予防保全
大きな損傷が発生する前に実施する軽微な補修
 
・事後保全
損傷が発生した後に実施する本格的な補修
 
・ライフサイクルコスト
舗装の建設から廃棄までの総費用

 

適切な専門用語理解で質の高い舗装工事を

舗装工事の専門用語を正しく理解することは、工事の品質を適切に評価し、発注者と施工者間の円滑なコミュニケーションを実現するために欠かせません。特に岐阜県加茂郡や美濃地方のような気候変動の大きい地域では、季節特性を考慮した専門的な知識がより重要になります。
 
株式会社泰新工業では、これらの専門用語を踏まえた適切な施工管理により、長期間にわたって安定した品質の舗装を提供しています。公共工事から民間工事まで、規模の大小を問わず丁寧な施工を心がけ、地域の皆様の安全で快適な交通環境の実現に貢献しています。舗装工事に関するご質問やご相談がございましたら、専門スタッフが分かりやすくご説明いたします。
 
参照:公益社団法人日本道路協会「舗装設計施工指針」
 

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株式会社泰新工業
〒505-0307 岐阜県加茂郡八百津町野上字高橋884-1
TEL/FAX:0574-66-3339
※営業・セールス目的の問い合わせはご遠慮願います。

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