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舗装現場の熱中症対策|2025年義務化対応と泰新工業の取り組み


2025年6月より熱中症対策が法的に義務化され、企業には従業員の安全確保がより強く求められています。舗装工事は屋外での作業が中心となるため、特に6月から9月までの暑熱期間中は徹底した対策が不可欠です。本記事では、当社が実施している具体的な熱中症対策の取り組みと、法改正に対応した安全管理体制について詳しくご紹介いたします。
 

株式会社泰新工業は岐阜県加茂郡を拠点に、岐阜市や関市など美濃地方で舗装工事を専門に手がける地域密着型企業です。厳しい夏の暑さが続く中、舗装工事の現場で働くスタッフの安全と健康を最優先に考え、包括的な熱中症対策を実施しています。
  

熱中症対策義務化の概要

2025年6月1日より、労働安全衛生規則の改正により熱中症対策が法的義務となりました。これは建設業界での熱中症による労働災害が深刻化していることを受けた措置で、違反した場合は6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。舗装工事現場のような高温環境での作業を行う企業には、確実な対応が求められています。
 

法的要件と対象作業

熱中症対策が義務化される条件は明確に定められています。WBGT28度以上または気温31度以上の環境下で、連続1時間以上または1日4時間を超えて実施される作業が対象となります。舗装工事は典型的な屋外作業であり、6月から9月の期間中は多くの場合この条件に該当します。
 

義務化の対象条件

WBGT基準:暑さ指数28度以上の環境

気温基準:気温31度以上の環境

作業時間:連続1時間以上または1日4時間超

義務となる3つの要素

①報告体制の整備:異常時の連絡・報告システム

②実施手順の作成:対策マニュアルの策定

③関係者への周知:全従業員への教育・啓発

舗装工事での該当期間

対象月:主に6月~9月の暑熱期間

時間帯:午前10時~午後4時頃が高リスク

作業内容:アスファルト敷設・転圧作業など

参照:厚生労働省「職場における熱中症対策の強化について」
 

WBGT(暑さ指数)の重要性

WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)は、気温・湿度・輻射熱・風速を総合的に評価した暑さの指標です。単純な気温よりも人体への熱ストレスを正確に表すため、熱中症予防には不可欠な指標となっています。泰新工業では全ての舗装現場にWBGT測定器を配置し、リアルタイムでの監視体制を整備しています。
  

WBGTの危険度レベル

WBGT 25~28度(警戒)
積極的な水分補給が必要

WBGT 28~31度(厳重警戒)
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意

WBGT 31度以上(危険)
高齢者は安静、外出はなるべく避ける

舗装現場での対応
WBGT 28度を超えた段階で作業時間の調整を実施

 

 

泰新工業の具体的対策


株式会社泰新工業では、法的義務化に先駆けて包括的な熱中症対策を実施してきました。従業員の命と健康を守ることを最優先とし、設備面・制度面の両方から多層的な対策を講じています。特に舗装工事特有の高温環境に対応した専門的な取り組みを展開しています。
 

装備・設備による対策

現場での直接的な熱中症防止対策として、最新の冷却装備と監視機器を導入しています。これらの装備により、作業員は厳しい暑熱環境下でも安全に作業を継続できます。
 

空調服の全員支給

支給対象:全作業員に個人専用の空調服を支給

機能:小型ファンで衣服内を冷却し体温上昇を抑制

効果:体感温度を3~5℃程度低下させる効果

経口補水液OS-1の常備

配備場所:全ての舗装現場に十分な数量を配備

特徴:医療現場でも使用される高品質な経口補水液

効果:脱水症状の予防と早期回復をサポート

WBGT測定器の設置

設置基準:舗装現場1カ所につき1台のWBGT測定器

機能:暑さ指数をリアルタイムで測定・記録

管理:危険レベル到達時のアラート機能付き

参照:環境省「熱中症予防情報サイト」
 

福利厚生手当制度

泰新工業では、夏季の過酷な作業環境で働く従業員への感謝と健康支援の意味を込めて、6月26日~9月25日の期間、独自の福利厚生手当制度を設けています。これは単なる金銭的な支援ではなく、従業員の健康管理と労働意欲の向上を目的とした包括的な制度です。
  

安全管理体制の確立

熱中症対策の実効性を高めるため、組織的な管理体制を構築しています。単発的な対策ではなく、継続的かつ体系的な安全管理システムにより、現場の安全性を維持しています。法的要件を満たすだけでなく、より高い安全基準を目指した体制作りに取り組んでいます。
 

報告体制の整備

熱中症の早期発見と迅速な対応のため、明確な報告体制を整備しています。現場での異常発見から対応完了まで、スムーズな連携により被害の拡大を防止します。
 

【報告体制の流れ】

現場での体調確認
作業開始前・休憩時・作業終了時の定期チェック

異常時の報告
体調不良者発見時の即座な現場責任者への報告

本社への連絡
重篤な症状の場合の本社安全管理部門への連絡

医療機関との連携
必要に応じた救急搬送・医療機関受診の手配

事後フォロー
原因分析と再発防止策の検討・実施

 

【実施手順書の主な内容】

作業前準備
WBGT測定、作業計画の確認、健康状態のチェック

作業中管理
定期的な水分補給、休憩時間の確保、症状観察

緊急時対応
初期対応手順、連絡先一覧、応急処置方法

記録、報告
日々の測定記録、体調管理簿の作成・保管

 

教育・研修
全従業員に対して年2回の熱中症予防研修を実施。初期症状の見分け方、応急処置の方法、予防対策の重要性について実践的な教育を行っています。

 

従業員の安全を最優先とした取り組みの継続

株式会社泰新工業では、熱中症対策義務化を契機として、従来の対策をさらに強化し、より包括的な安全管理体制を構築しました。空調服の支給やOS-1の常備、WBGT測定器の設置といった設備面での対策に加え、福利厚生手当制度による従業員への支援、組織的な報告体制の整備により、多重の安全網を構築しています。
 
岐阜県加茂郡および美濃地方の厳しい夏季環境下において、舗装工事を安全に遂行するためには、継続的な改善と新たな対策の導入が不可欠です。今後も従業員の健康と安全を最優先に、地域の皆様に信頼される舗装工事を提供してまいります。熱中症対策に関するご質問や、安全な作業環境での舗装工事をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
 
参照:厚生労働省「職場における熱中症予防情報」
 

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株式会社泰新工業
〒505-0307 岐阜県加茂郡八百津町野上字高橋884-1
TEL/FAX:0574-66-3339
※営業・セールス目的の問い合わせはご遠慮願います。

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